スーパーに行って、イチジク食べたいけど高いな―と思いながら、惣菜のピザを買って帰る。いつか広い庭付きの家を買えたらその庭にはビワとイチジクを植え、持て余したイチジクをジャムにしたいと常に思っている。まあ、イチジクは結構鳥とかに食べられるらしいのだが。
最近毎週末は必ず一度はロピアのピザを食って食べている。ロピアのピザは600円程度で、モチモチしたピザ生地でボリューミー、種類も豊富で季節ものもあり、満足度は非常に高い。独り暮らしだと宅配ピザは高いわりに持て余すので、ロピアのピザはピザ欲を満たすという意味ではめちゃくちゃありがたい。
ピザを食べているといつも思い出すのは、ビスマルクのことだ。大学時代所属していたサークルの行きつけの店で俺はだいたいビスマルクを頼んでいた。卵とベーコンののったピザをその店に行った時常に食べていた。その店のビスマルクが格別うまかったというわけではない。どちらかというと俺は思い出込みでその店のビスマルクを食べていたと思う。はるか昔、自分の地元にはピザの美味しい店があり、その店で幼いころの自分はビスマルクを常に頼んで食べていた。その店のビスマルクは本当に美味しかった。少なくとも自分の思い出の中ではそうだ。だけれども、その店は焼いていた人が辞めたとかで味が変わり、イタリアン食べ放題の店になり、二度と行かなくなってしまった。それから俺はビスマルクがメニューにあると頼んでしまうようになった。
そういう思い出の中にしかもうないもの(うずたかくおもちゃが積み上げられていたトイザらス、高校時代の狭い部室、大学時代のいつも誰かがゲームをしていた部室)を時折思い出しながら、その代わりのものを常に探している。